WiibaruのPCハックライフ

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Windows Server 2016にネットワークドライバをインストールする

Windows Server 2016でネットが使えない!

PCのドライバの多くはインターネットから簡単にダウンロードしてインストールできます。しかしWindows Server 2016で問題なのは、そもそもそのネットにつなぐためのドライバが標準で入っていないということ。つまり、すでにネットにつながっている他のPCで今回必要なネットワークドライバを準備し、それを自作PCにインストールすればいいのです。一度ネットにつながってさえすれば、他のドライバはネットから落とせます。ですが、このネットワークドライバの準備が若干面倒です。

ちなみに、ここではWindows Server 2016 をインストールした直後のPC環境を想定しています。

 

始める前に

今回の方法は以下のブログの記事を参考にしています。

blog.workinghardinit.work

というかほぼ丸パクリです。私の記事はこの英語のブログを日本語に翻訳して説明を追加したり省いたりしているだけなので、英語が読める人はこちらの原文を読んだほうがわかりやすいと思います。画像を見るだけでもだいたいの流れはわかると思います。

 

全体の流れ

1.Ethernet ControllerのHardware IdsのValueを確認(ルー大柴さん?)

2.マザボコンポーネントを確認&それに対応したドライバのダウンロード

3.編集すべきファイルの特定

4.特定したファイルの編集

5.署名なしドライバのインストール設定

6.ドライバのインストール

なんだか難しそうですが、順を追って説明しますので、ある程度のPCスキルがあれば大丈夫です。

 

手順1.デバイスマネージャでドライバの確認

デスクトップ左下隅のWindowsボタンの上で右クリックするとメニューが出てきますが、その中からDevice Managerを開きます。その中のOther Devicesの中で、Ethernet Controllerに黄色い三角の警告マークみたいなのがついていると思います。これは、インターネットドライバがインストールされていないことを意味しています。ここにネットドライバをインストールさせるのが今回の目的です。

f:id:Wiibaru:20170912125507p:plain

 その上で右クリックしてドライバの更新を選び、その後ネットやコンピュータの中からドライバを探す、というのが通常の流れになりますが、今回はそもそもネットにつながっておらず、ドライバの準備もまだこれからなのでできるわけがありません。

代わりに、今後の作業で必要になるハードウェアIDが何かを確認しておきます。まずEthernet Controllerの上で右クリックしてPropertiesを選び、Detailsタブを開きます。その中にあるPropertyの中からHardware Idsを選びます。すると下のようにValueが表示されます。

f:id:Wiibaru:20170912134150p:plain

そのうち一番上に表示されているValue(私の場合はPCI\VEN_8086&DEV_158B&SUBSYS_86721043&REV_31)から、先頭のPCI\と先頭から二番目の&以降を取り除いた文字列をメモ帳などに保存しておきます。私の場合はVEN_8086&DEV_158Bです。

 

手順2.マザボコンポーネントを確認&ドライバダウンロード

 マザーボードNIC(Network Interface Card)が何かを確認します。NICとは、要はネットワークにつなぐためのデバイスで、PCの中に内蔵されています。自作PCの場合は、自分でNICを買って組み込んでいるかもしれません。私は、マザボの箱の表記を確認しました。

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私の場合、Intel I219Vと書かれていますね。このドライバを探すため、ネットにつながっている別のPCで"Intel windows 10 NIC drivers download i219v"などでググります。するとおそらく検索結果のトップにIntelのサイトが出てくるので、それを開いて左にあるPROWinx64.exeをダウンロードします。落とせたら、それを解凍ツールを使って解凍します。(.exeファイルですが、実行はしないでください。というかそのままではインストールできません。)すると、PROWinx64というフォルダが生成されます。

 

手順3.編集すべき.infファイルを特定

ここからはまたドライバをインストールするPCでの作業になります。まず先程準備したPROWinx64フォルダを自作PCに移動し、そのフォルダをC:\Users\Administrator\の直下に保存します。(わかりやすければどこでもいいですが、保存場所は覚えておいてください。)次に、Windows PowerShellを開きます。

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 ここではLInuxでのターミナルと同様のコマンドが使えるので、cdコマンドを利用してC:\Users\Administrator\PROWinx64\PRO1000\Winx64\NDI65ディレクトリまで移動します。

Linuxのターミナルやコマンドプロンプトを使ったことがない方は何を言ってるかわからないかもしれないですが、とりあえずアップしている画像の通りにやればできるはずです。cd PROWinx64と入力してエンターキーを押すと、今いるディレクトリの中にあるPROWinx64というディレクトリの中に移動できます。それでもわからなければ "コマンドプロンプト 使い方" や "Linux ターミナル コマンド" などでググるといろいろわかりやすいサイトがでてきます。

NDI65ディレクトリまで移動できたら、そこでコマンド Get-ChildItem -Path “C:\Users\Administrator\PRO1000\Winx64\NDIS65” `

-recurse | Select-String -pattern “ven_8086&dev_158B” | group path | select name と入力してエンターを押します。(※注意 : ディレクトリ “C:\Users\Administrator\PRO1000\Winx64\NDIS65” や "ven_8086&dev_158B" の部分は自分の環境に合わせて適宜書き換えてください。また、コマンドが改行されて表示されているかもしれませんが、これは一行で実行するコマンドです。さらに、コマンドが長く間違えやすいうえにコピペが上手くいかないことが多いので、画像を見て書き写すことをおすすめします。特にバッククオート記号(`←これ)や空白は忘れやすいので注意です。)

上手く行けば、下のようにC:\Users\Administrator\PRO1000\Winx64\NDIS65\e1d65x64.infが書き換えるべきファイルであるとPowerShellが教えてくれます。

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 次の作業ではこのe1d65x64.infを実際に編集します。

 

手順4.特定した.infファイルの編集

 編集と言ってもある部分を削除&コピペするだけなので難しいことはありませんが、編集する前に拡張子の表示設定を変える必要があります。こちらのサイトを参考に設定してください。これによりファイルの拡張子.infがファイルエクスプローラで表示されるようになります。

qa.nifty.com

設定が終わったら、PowerShellが指定した.infファイルをテキストエディタ(メモ帳でよい)で開きます。

メモ帳ではControlキーとFキーの同時押しで検索ができるので(メモ帳に限りませんが)、そこでControlFlagsと打って検索します。[ControlFlags]と書かれた行が見つかるので、その次の行から[Intel]と書かれた行の前の行までの3行を削除します。

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 次に[Intel.NTamd64.10.0.1]で検索して、その下の;で始まる2行より後ろから[Intel.NTamd64.10.0]の前の行までの部分をすべてコピーし、それをそのまま[Intel.NTamd64.10.0]内の記述の最後にペーストして追加します。(※注意 : [Intel.NTamd64.10.0.1]の記述は長いので、すべてコピーできているか確認してください。画像では見切れています。)

f:id:Wiibaru:20170912145743p:plain

 

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 ペーストできたら編集は完了です。意外と簡単だったのではないでしょうか。編集した.infファイルは忘れずに保存してください。

これでドライバの準備は完了です。

 

手順5.署名なしドライバのインストール準備

署名なしドライバ(簡単に言うと正式に認証されていないドライバ)は、そのままインストールしようとすると下のようにインストールがブロックされます。

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次のサイトを参考にして、署名なしドライバのインストールブロックを解除します。

kokoore.com

インストール後は設定を元に戻しておきましょう。 

 

手順6.ドライバのインストール

手順5での設定が完了して再起動したら、デバイスマネージャを開き、Other DevicesのEthernet Controller上で右クリックしてUpdate driverをクリックします。その中からBrowse my computer for driver softwareを選び、手順4で編集したファイルが入っているフォルダ "C:\Users\Administrator\PRO1000\Winx64\NDIS65" を指定してNextを押します。

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ドライバの安全性について警告が出ますが、Install this driver software anywayを選びます。少し待つと…

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ついにインストール完了です!お疲れ様でした!

これでインターネットにつながるようになりました。

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これ以降、ディスプレイドライバなどはネットからダウンロードしてインストールできるので、基本的なもののみ別の記事で紹介します。

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